カンザイの念能力は「虎咬拳」!? ヒソカとカンザイとのやり取りは能力の伏線だった可能性
私はカンザイの念能力は「虎咬拳」、もしくはその発展系であると考察します。
まず、カンザイは数いるハンターの中でもかなり武闘派です。
ヒソカの採点でも85点とかなりの高得点。
そして、暗黒大陸編ではボトバイ・サイユウと共に「防衛班」に所属、
「大陸で襲ってくるヤツをぶっ飛ばすだけ」だと発言し、腕っぷしにはかなり自信がある様子。
よってこれらの事から念能力は戦闘に特化した能力だと考えられます。
そして「虎」繋がりから、虎咬拳だと推測しました。
しかしこれだけではちょっと安直すぎて、説得力に欠ける感想を持つ方が多いでしょう。
ですが私がカンザイの念能力が「虎咬拳」なのではないかと考えた根拠がもう一つあります。
それは原作320話のヒソカとの会話の内容です。
ハンター協会の会長を決める総選挙。
投票しに来たヒソカに対して、「殺人鬼はこんな世俗的なイベントには全く興味がねーと思ってたぜ」と言っていました。
更に投票をし終えたヒソカに対し、「目障りだ どっか行け もう要は済んだだろーが」と露骨にヒソカを嫌っています。
これを見た時、私は何となく違和感を感じていました。
まず、カンザイは世間的な常識も欠けているほど見識が狭いです。
そんなカンザイが、ヒソカが殺人鬼である事を知っており、嫌味まで言っています。
ヒソカが「殺人鬼」であるというだけで、嫌悪感を剥き出しにするほど、正義感が強い性格とも思えませんでした。
そしてその後、カンザイの念能力が虎繋がりで「虎咬拳」である可能性を考えた時、この反応の意味が腑に落ちた気がしました。
カンザイは虎咬拳繋がりでカストロと交流があったのではないでしょうか。
なのでカストロを試合中に殺害したヒソカを嫌悪していると私は考えています。
天空闘技場の試合はルールがあるとはいえ命懸けです。
そんな試合で命を落としたため、カストロ側にも「弱かった」という落ち度はあります
しかし、交流のあったカストロが殺された事には思うところがあり、そんな煮え切らない嫌悪感をヒソカにぶつけていたのではないでしょうか?
つまりあのヒソカとカンザイのやり取りは、カンザイの念能力の伏線だったと考えています。
いえ…もしかしたら、特別伏線のつもりはなく、カンザイとヒソカが接触した際の行動をキャラに任せていたら、ああなっただけという事かも知れませんが…